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未来のエネルギー

(2)電気はこうしてつくられる

私たちがよく使うエネルギーは電気でしょう。電気をつくることを発電といいますが、発電には大きく分けて4種類の方法があります。

  1. 火力発電は、石油や石炭を燃やしてお湯をわかし、その蒸気を使って発電します。化石燃料を燃やすので、最も多くの二酸化炭素を出し、設備が古いと有害物質も出ます。原料を石油や石炭より二酸化炭素の排出が少ない天然ガスに替えたり、設備を改善したり、新しい技術で二酸化炭素を減らす努力をしています。

  2. 水が落ちる勢いで発電機を回す水力発電は、二酸化炭素はあまり出ませんが、山につくるダムはまわりの環境を傷つけます。いま注目されているのは「小水力発電」です。小さな高低差を利用するもので、農業用水や下水を使って発電できます。

  3. 原子力発電は、燃料のウランが核分裂(かくぶんれつ)するときに出る熱を使って発電します。何も燃やさないので、運転中は二酸化炭素を出さないのがメリットだといわれています。

    ただ、原料の濃縮(のうしゅく)ウランは取り扱いがとても難しい物質です。環境にとても悪い影響のあるゴミが出ますが、それをどう処理するかも解決していません。2011年3月に日本で起きた事故の経験などから、安全性に対する不安がますます大きくなっています。世界のほとんどの国では、原子力発電所をこれ以上つくらないか、減らす方向に進んでいます。

  4. 自然エネルギー発電は、火力発電や原子力発電と比べて歴史が浅いため、国によっては、まだほんのわずかしか使われていません。たとえば日本の場合、発電全体のたった3%です。その一方で、デンマークのように、電力の約30%を風力などの自然エネルギーでつくっている国もあります。どの発電の割合が多いかは、国よってずいぶんちがいます。みなさんの国ではどうですか?

電気をつくる方法はさまざま。スウェーデンの大型水力発電(左)とポーランドの火力発電(右)

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